① あなたの症状と原因
土のある所には草が生えます。緑の草の部分は症状です。これに対して茶色い根っこの部分は原因です
現在、症状に対する対処法は大きく分けると2通りに分ける事ができます
一つは症状に対して、その症状を取る為の対処法です
例えば、うつには抗うつ薬、不安感には安定剤、胃痛には胃薬、眠れなければ睡眠薬というように現れた症状を抑える治療法の事を『対症療法』と言い西洋医学が得意な分野です
② 対症療法・慢性症状とは
図でいうと『対症療法』は鎌で症状である草の部分を刈り取るという事です。草が無くなれば症状は消えて楽になります。でも数日がたてばまた、草は生えてきます。それを繰り返している内に、目に見えない根っこの部分は更に細かい根が増えていくという悪循環です
つまり症状である草の部分を抗うつ薬、安定剤、痛み止め・マッサージ・シップ等で何回も刈り取っても、根っこがある限りは繰り返すということです。そして草も根っこが多くなると抜こうとしても、なかなか抜けなくなります。この様な状態が『慢性症状』です また、人間には症状の原因を自ら治す自己治癒力というものが備わっています。しかし、その自己治癒力が弱くなってしまったり、原因が大きくなりすぎて治そうとしても追いつかなくなってしまったり、そうなると原因を治す事ができなくなってしまい、いつまでも辛い症状と付き合う事になってしまいます。これも『慢性症状』と言えるでしょう
症状を刈り取ることも大切ですが、根っこを抜く事や2度と草が生えてこない土壌を作る事はもっと大切な事です
③ 根本療法とは ~当院でできること~
その大切な事をするのが『根本療法』です。根本とは原因の事です。原因を取り除いていく治療法です。慢性症状の原因は何かと言うと、局所的な血流障害や自律神経の乱れなどです。長年にわたり根っこ(原因)がびっしりと張った状態になると、草(症状)も大きくなり、つらい症状としてあなたを苦しめるのです
当院の整体は根本療法です。つまり草の根っこを1本ずつ抜いていく治療法です。細かい根っこが少し取れると草は弱くなって枯れていきます。更に根っこが取れると、また1本と言うように枯れていきます。草が枯れた分だけ症状が取れるという事です。草が全部枯れて症状が無くなると完治したと思われるかもしれません、ところがそう簡単ではないのです 土の中には太い根っこがまだ残っています。この太い根っこが『体質』です
更に、施術を重ねる事により、太い根っこもやがて取り除く事ができます
ここまで来て根治と言えます
④ 最後に
あなたを苦しめるつらい症状は昨日、今日、急に現われたものではありません。そのずっと前から体の奥深くで着々と進行してきたものです。言い換えれば今の症状は自分で作ってきたものです ですから一気に良くなるものではありません。草の根でも一気に引き抜こうとすればブチブチっと千切れてしまい、奥深くに残ったままになってしまいます。そうならないよう、ゆっくりと1本1本、丁寧に原因という根っこを引き抜いて、豊かな土壌を作るように根本から良くして本来の元気なあなたを取り戻しましょう!